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2008年07月21日

道じゅねーとは(島まわりとは)

道じゅねー

道じゅねーとは(島まわりとは)

道じゅねーとは旧盆に青年会がエイサーを踊りながら地域を練り歩く事。
旧盆になれば、沖縄本島、中北部地区では、地域の青年会が「道じゅねー(島まわりとも言う)」と言って、エイサーを演じながら地域、家々を練り歩く行事が行われます。時間帯は夕方5時頃から深夜1時近くまで行われ、道路を塞ぎ道いっぱいになって踊ります。ちなみに沖縄市の全島エイサー祭りの前夜祭の道ジュネーでは県道330号線の片側2車線が潰されて踊られています。
※最近は警察からの道路使用許可書が必要になっています。

道じゅねーとは(島まわりとは)

エイサーは祭りで見るよりも道じゅねーで見る方が臨場感、感動があります。
道じゅねーで地域をまわり旧盆であの世から帰ってきている祖先への踊りが目的のようです。
昔は道じゅねーはうーくい(旧盆の3日目最終日)に踊る事が恒例だったようですが現在では旧盆の3日間踊る団体が増えています。


エイサー前を通る沿道の家々にはたくさんの観衆がおり一緒に踊ったり、食べ物、飲み物を出してくれたりといろいろです。新築の家や子、孫が生まれた、結婚した家々はエイサー団体を庭や家の前へ招き入れ踊ってもらいます。カリー(縁起がよい、幸運)を付けるためとも言われています。踊ったあとは寸志(金一封)を頂き、地謡が「○○さんから金一封いただきました!」とかけ声をかけ、太鼓や指笛を打ち鳴らします。
旧盆で集るお金は、大きい団体(沖縄市、うるま市)などは?百万にもなるとかならないとか。多くは、道じゅねー活動後の慰労会や青年会の資金(太鼓購入、衣装購入)に当てられます。地域の青年会では市町村からの援助金、予算がおりているところは稀であり、観客から頂く寸志は大変有り難く嬉しいものです。

道じゅねーでは、
拡声器、アンプ:大きく、音がいいもの(良いものでは○十万)
投光器:夜間工事用の大型ライト。トラックに積んで回りを明るくします
トラック:地謡、拡声器、ライトを積む。気合いの入った青年会はデコレーショントラックを使用することも,,,

他にも三味線もマイク集音ではなく、マイクが三味線に埋め込まれておりコードを三味線とスピーカーに繋げるだけという物も見かけるようになってきました。

道じゅねーとは(島まわりとは)

本当にエンターテイメントのように思います。

道じゅねーの昔の起源は名護、北部ではないかと言われます。
大昔はお盆の頃に大道芸人が那覇から名護まで来て、踊ったり芸をしたりして、村人から食べ物やお酒、お米をもらっていました。それを名護の地元の人たちが「自分の地域は自分でやろうじゃないか」という形で踊りや音楽を作り、地域を巡ったのが起源ではないかとも言われています。
北部の地域では太鼓を持たず手踊りだけの地域も多数あるようです。

道じゅねーとは(島まわりとは)

今年は多くの道じゅねーを楽しめるといいですね。

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